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シカンについて1

シカンは8世紀から14世紀ごろにペルーの北海岸の辺りで繁栄した文化だ。この文化は盗掘されるなどして科学的探査が行われずインカ帝国との混同したりされていたため謎が多かったが、未盗掘の黄金墳墓が見つかったことにより謎が解き明かされ始めた。 最も栄えたのは900年から1100年辺りで、漁業とかんがい農業、それにレベルの高い冶金技術を持ち、北アンデスから中央アンデスまでの政治と経済の中心だった。 首都と思われるのはバタン・グランデと呼ばれる大きな神殿群といくつもの墓がある場所で、発掘調査が1978年から行われた。 ロロ神殿の北側で見つかった上流階級の人物の墓からは逆さまに埋葬された主の遺体と黄金で作られた物を含む1.2tに及ぶ副葬品が掘り出された。黄金は全部が金と銀と銅の合金であり、100点程の10金から17金の製品と数多くの10金以下の製品が発見された。

シカン文化の範囲

シカンは国が持つ領域よりもかなり広い範囲に文化と交易網による影響力を及ぼしていた。 エクアドルとの国境からリマの辺りまではシカンの神が崇拝されていたことが予測されており、文化圏はコロンビアやアマゾン川の辺りまで広がっていたと考えられる。 その後、1375年から1400年の間にチムー王国に吸収されていったが、インカ帝国の後の時代まで文化の影響は残った。

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