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都市の全貌1

ウルは人類で初めての文明がティグリス川とユーフラテス川の流域に造りだした都市国家の一つだ。この都市は約4000年前に最も栄えておりシュメール全土の首都となっていた。都市の大きさは縦に1030m、横に690mもあり周りを城郭で囲みさらにユーフラテス川の水を引いてきた外堀で守られていた。また、この外堀は交易路としても使われていた。 ウル・ナンムという王が建てた大きなジッグラトの一番上には都市を守る神が祭られており、ジッグラト周辺は祭祀長などが住む聖域として壁で分けられていた。聖域の周囲には狭い路地が入り組む市街地が広がり、学校や商店街、民家が軒を連ねていたと考えられる。 それほど繁栄したウルであっても長い歴史の中で衰退し、人々から忘れ去られていった。 再び世に姿を現すのは、サー・レオナード・ウーリーという考古学者によって発掘された1922年ことである。

様々な建築物

ジッグラトは泥れんがで造られた建物で、その表面を2.4mもの厚さがある焼きれんがで覆っていた。建物そのものの大きさは長さが63mあり、幅が43m、高さも26mある巨大なものだった。洪水が起きた時には、人々が避難する場所としても使われた。 ジッグラトを囲む壁の東側にある円いアーチのある門はドゥブラマクと呼ばれ、ジッグラトに近づく唯一のルートだ。

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