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王の伝説2

紀元前19世紀から紀元前14世紀にエーゲ海で繁栄したクレタ文明。ミノス王はこの文明のクノッソス宮殿を支配した王として知られ、ギリシア神話においても法の制定者や政治家として登場する。その反面、浮気することが多く、嫉妬に狂った王妃が雄牛との間に産んだ子供が牛頭の化け物ミノタウロスだ。ただし、このミノス王は神話の中な人物であり、青銅器時代のクノッソス宮殿とは全く関連がない。一つ関わりがあるとすればミノスが個人名ではなく王の称号であった可能性だけだ。 発見されて以来、クノッソスは宮殿と考えられ王は祭祀王だと思われてきたが、神殿や王を描いたものが見当たらない点が疑問だった。しかし宮殿そのものが神殿であるという事実がわかり、王が貴人たちの中の一人として描かれていたことから、個人の武力や権力でなく、儀式や宗教で民を治めるクノッソスの王の姿が浮かび上がってきた。

ミノタウロスの伝説

ミノス王はミノタウロスをダイダロスという名匠に作らせた迷宮に封じ込めた。その上で、服属していたアテネから7人ずつの少年と少女を毎年生け贄にしていた。 アテネの王子であったテーセウスは生け贄の中に交じってクレタ島に入り込み、アリアドネというミノス王の娘の助けを借りてミノタウロスを殺害。ダイダロスの迷宮からも見事に脱出した。

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