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消えた文明1

ポンペイはかつてカンパニア地方というイタリア南部の地域にあった都市だ。 先史時代にあったベスビオ火山の噴火で流れ出た溶岩流の上に造られた街で、ギリシア人やエルトリア人といった多様な民族が暮らしていた。 ローマの支配下になった紀元前89年以降は建築物や制度などが急速にローマ化し、その美しさからローマの上流階級の人々に保養地として使われ、多くの別荘があった。土地もよく肥えておりオリーブやブドウが作られ、商業活動が盛んになり、最も多かった時で20,000人もの人間の生活の場になっていた。 だが、紀元63年に大地震が発生。その被害から立ち直る途中の79年にベスビオ火山が三日も続く大噴火をおこし、ものすごい量の火山灰と火山礫によってポンペイの街を埋め尽くしてしまった。死者も2000人程に及んだと考えられるこの災害で、ポンペイの歴史は幕を閉じた。

ポンペイの発掘

1592年、ポンペイを横切るように運河を引こうとしたことで建物と絵画が見つかった。 1861年にイタリア国王から任命されたジュゼッペ・フィオレルリの指揮で本格的な発掘が始まり、今では街全体の5分の4ほどが発掘されている。 浴場やパンや小銭など当時の物が見つかっている他、火山灰の中の空洞に石膏を流し込むと苦しみながら亡くなった人々の姿が浮かび上がった。

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