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日本人の起源について5

南方系と北方系の二つのモンゴロイドによって形作られた民族が日本人であるということは、遺伝的な解析からも明らかだ。 遺伝によって乾型と湿型に分けられる耳垢。モンゴロイドだけが持つ乾形は北アジアでよくみられ、逆に湿型は南アジアに多い。日本国内を見るとアイヌ人と沖縄人が湿型で、それ以外の人々が乾型の傾向がある。湿型の多かった日本に後になって乾型の遺伝子が持ち込まれたということだろう。 HLA(ヒト白血球抗原)ハプロタイプというものからは日本人がどんなルートで日本に来たかがわかる。調査の結果、いくつかの先祖集団が最低でも4通りのルートから人々が日本に訪れたと考えられている。 また、人間と共に行動する犬の遺伝子を調べて人間の移動を調べる方法もある。この方法でもやはり元々南方系の犬がおり、そこに北方系の犬が入ってきたことがわかる。

混血の進み方

縄文時代の末、10万人ほどしかいなかった日本の人口が1000年後に540万人にも増えたことは、この期間に100万人にも及ぶ渡来人が日本に渡ってきたことを物語っている。 西日本の古墳時代の人骨の特徴からは2対8の割合で縄文人と渡来人の混血がすすんでいたことがわかる。 西から東へ進んだ混血の様子は指紋などから現代でも見ることができ、今でも東へと進んでいる。

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