HOME日本の古代文明を辿る > 日本人の起源について2

日本人の起源について2

港川人と呼ばれる四体の人骨化石は沖縄県那覇市付近の港川で1970年に発見された。大体17,000年前の人物と考えられる彼らは、四角く丈夫そうな顔をしており、また小柄で細い上半身としっかりした下半身を持っていた。 港川人は中国の柳江人やジャワ島で発見されたワジャク人に酷似しており、彼らがスンダランドから海岸づたいにやってきた南方系モンゴロイドであることがよくわかる。 彼らの生きた時代はヴュルム氷期の中でも最も寒い時期で、日本列島や南西諸島が大陸と繋がっていた。後期旧石器時代であり、狩猟採集生活を行っていたと考えられる。 港川人の時代以前に日本に人がいたことは石器などから明らかだが、そういった人々が縄文人となったかは判明していない。しかし、港川人には縄文人後共通の特徴があり、彼らが縄文人の祖先であることははっきりしている。

港川人の身体的特徴

港川はあまり栄養状態がよくなかったようで、子供の栄養障害などの痕跡が発見された骨から見つかっている。 小柄な彼らの体はそうした豊かでない狩猟採集生活によく合っており、少ない栄養で効率よく働くことが出来る。山野を駆け巡るため足腰が強くなっており、逆に農耕など重い物を扱わない上半身は細い。ただし、手そのものは丈夫で強い握力があり石器を使うのに適していた。

トップへ戻る