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聖書について2

1964年、北シリアにあるアレッポの南西辺りがエジプトやメソポタミアの碑文に記されていたエブラという王国の首都であるということがイタリア隊による発掘で確認された。この王国は紀元前2300年ごろに最も栄えるが、メソポタミアのアッカド王国の手によって滅亡している。1975年に発見された粘土板にはアブラムやダビドウムといった旧約聖書に関わる名称が登場する。また、ソドムとゴモラの名前はこの粘土版と旧約聖書以外には登場しない。 1929年からフランスによって行われていた発掘により、シリアの地中海沿岸、トルコの国境付近にウガリトが発見された。これはエジプトで見つかったあるマナ文書やトルコで発見されたヒッタイト文書に登場する町の名だ。ウガリトで発見されたアカト叙事詩の中には旧約聖書の創世記にあるアブラムとサライの物語に類似したものがある。

ソドムとゴモラ

ソドムとゴモラで天変地異が発生し、後ろを見るなという神の忠告を無視したロトの妻は塩の柱と化した。 死海のほとりにあったソドムとゴモラに神が硫黄と火を降らせ、大地から煙が立ち上ったという話は大地溝帯の延長であるこの地域の火山活動の活発さを考えればいかにもありそうな話だ。 塩の柱となったロトの妻の話もこの辺りで多く見られる岩塩から生まれたと予想できる。

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