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インカ帝国と古代アンデス文明について1

かつて陸地だったベーリング海峡からアメリカ大陸に入ってきたモンゴロイドたちがアンデス地域に住み始めたのが約12,000年前。紀元前5000年ごろにはそれまで生活の中心だった狩猟、採集に加えて植物の栽培も始まった。海岸地方では盛んに漁業もおこなわれており、安定して食糧が供給できるようになると定住化が進み始めた。 紀元前2000年ごろは形成期と言われ、アンデス文明の基礎はこのころには出来上がっていた。作物の品種改良も進んでおり食糧獲得において農耕が大切な方法となっていたほか、金細工や土器、綿織物などが初めて作られたのもこの時期だ。特に儀礼のためなどにつくられた手の込んだ芸術的装飾品は後のインカの時代などよりも精巧につくられており、宗教儀礼の舞台として作られた神殿やそれを飾っている彫刻や壁画も非常に見事なものとなっている。

インカの発展

15世紀の中ごろ、インカは小国だったにもかかわらず急速に領土を広げ、チリからコロンビアに至る巨大な帝国を100年ほどで作り上げてしまった。 10,000,000人以上の人口を持っていたとされ、計画的に開発された道路や耕地、整った行政機構や、首都であるクスコの石造建築、黄金が使われた神殿などは16世紀に訪れたスペイン人たちを驚かせた。

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